はじめての不妊治療。病院選びで失敗しないポイント

はじめる

不妊治療をはじめようか迷っても、病院を受診するのは勇気がいりますよね。

  • 「もう少し自己タイミングでがんばればできるかもしれない」
  • 「どのタイミングで病院に行けばいいのかわからない」
  • 「検査や治療で痛い思いをするのが怖い」
  • 「どれくらいのお金がかかるか心配」

など、病院に行くまでにいろんな葛藤があると思います。はじめは誰でも不安です。

 

だけど、病院で検査を受けることで、妊娠しなかった理由がわかることもあります。

「病院で治療したらすぐにできた」という人もたくさんいます。

クリニックデビューは妊活の大きな第一歩です!

 

少しでも不安が解消するように、病院の選び方についてまとめました。

 

 

不妊治療の病院に行くタイミング

なんとなく不妊治療のことを考えても、「まだ早いかも」「1年は自分たちでがんばろう」などと考えて、治療を先延ばしにしてしまうことも。

 

だけど、不妊治療を成功させるポイントは、早めの受診にあります。

 

女性の年齢が30歳以上

女性は30歳を過ぎると妊娠する力が徐々に下がり、35歳を過ぎると急激に低下します。

年齢別1年以内に妊娠する確率のグラフ

 

20代のカップルは1年以内に約80%が妊娠していますが、35歳以降では52%、40代前半では36%まで下がります。(データの出典:M.Sara Rosenthal「The Fertility Sourcebook.Third Edition」)

 

女性の年齢が20代なら、自己タイミングは1年間を目安にし、30代なら半年、40代はできるだけ早く病院を受診することをおすすめします。

 

年齢が若ければ、タイミング法で妊娠する確率も高くなるし、体外受精をすることになっても、1度目で妊娠することも少なくありません。

 

男性の年齢も35歳を目安に

男性もやはり加齢とともに、精子の能力が低下する傾向にあります。

また、男性の年齢が上がるほど、流産の確率も上がるという報告もあります。

35歳をすぎている場合は、一度病院で精液検査を受けてみましょう。

 

 

身体的に不安がある

月経周期の目安は25〜31日です。それよりも長い場合は、無排卵や多嚢胞卵巣症候群などが考えられます。

短い場合は、卵巣機能低下などが考えられます。無月経や生理不順がある場合はすぐに病院を受診しましょう。

 

生理痛が重い、経血の量が極端に多いまたは少ない、不正出血があるなどの場合は、子宮筋腫や子宮内膜症などが潜んでいることも考えられます。

 

他にも体に不安がある場合は、早急に病院を受診しましょう。

 

 

病院を選ぶ4つのポイント

一般の産婦人科か不妊治療専門クリニックか

一般の産婦人科でも不妊治療を扱っているところがあります。

産婦人科のメリットは、妊娠した後の検診や出産まで一貫して診てもらえることです。

 

だけど、施設によっては人工授精までしか対応していなかったり、不妊治療が長くなってくると、同じ病院に通う妊婦さんを見るのが辛くなってくるかもしれません。

 

妊婦の写真

 

不妊治療の専門クリニックは、不妊の専門医に診てもらうことができ、体外受精などの高度医療も充実しています。

 

また、そこに通っている患者さんはみんな妊活仲間なので、「こんなにたくさん同じ思いをしてる人がいる」と思うだけでも励まされます。

 

妊娠したら卒業になるので、お腹の大きな妊婦さんもいません。

子どもを見るのが辛い人のために、離れた場所にキッズルームを設けている病院や、子連れNGの病院もあります。

 

それに、産婦人科は基本的に女性が通うイメージがあるので、男性は通うのに抵抗があるかもしれません。

不妊専門クリニックは、夫婦で来院している方が結構います。

 

人工授精や体外受精になると夫婦で通うことが多くなるので、男性も通いやすいというのは結構重要です。

 

 

不妊専門のスタッフがいる

不妊治療には、エンブリオロジストと呼ばれる「胚培養士」の存在が重要になってきます。

 

胚培養士は、卵子と精子を管理し受精させるのが仕事です。

体外受精をする場合、いい受精卵ができなくては意味がありません。胚培養士の技術によって、受精卵の成長に違いが出るとも言われています。

 

患者が直接胚培養士を選ぶことはできませんが、体外受精や顕微受精の実施件数が多い病院では、それだけ培養士の腕も磨かれるので、優秀な胚培養士が多くいることになります。

専門スタッフのイラスト

不妊治療専門クリニックでは、胚培養士の他にも、コーディネーターやカウンセラーがいる場合があります。

 

体外受精や顕微受精になってくると、専門的な知識が必要になってきます。どのような治療を、どのようなスケジュールで行うかなどの相談にのってくれるのが、コーディネーターです。

 

私も病院にいるコーディネーターさんに、サプリメントや日常の過ごし方を相談にのってもらい、とても励まされました。

 

不妊治療は精神的にも追い込まれることがあります。専門のスタッフが充実している病院を選ぶことをおすすめします。

 

 

通いやすい距離や時間

不妊治療は月に数回通うこともあるので、通いやすい場所にある方が絶対にいいです。

 

タイミング法だと、卵胞チェックで月に1〜2回。人工授精は、卵胞チェックと実施日で月に2〜4回。

体外受精になると、採血や注射や卵胞チェックと採卵、移植、判定日などで、月に5〜15回ほど通院することになります。(採卵の刺激法や、自己注射の有無によります)

 

私は自己注射が怖いので、採卵周期は注射のために10日ほど連続で通っていました。

片道30分なのでそれほど苦ではないですが、遠くまで通うとなるとキツイですね。

 

お仕事をしながら通う人は、職場の近くだったり、夜や土日も診療している病院を探すのもいいですね。

 

 

評判や口コミ

インターネットの口コミを調べたり、知り合いの不妊治療経験者に病院の情報を聞いてみましょう。

病院のホームページだけではわからないことだらけなので、実際に通っていた人の話は参考になります。

 

【参考になるサイト】

子宝ねっと

病院の写真や先生のインタビューも多く載っているので、イメージが湧きやすいです。

 

不妊治療net

わりとリアルな口コミが載っていて参考になります。

 

 

 

不妊治療にかかる費用

「不妊治療はお金がかかる」というイメージがあります。

かかる費用と助成金の図

治療費は病院によって異なりますが、相場は以下のとおりです。

  • タイミング法…1ヶ月で数千円
  • 人工授精…1回1万〜3万円
  • 体外受精…1回30万〜50万
  • 顕微受精…1回40万〜80万円
  • 凍結胚移植…1回10万〜15万円

 

 

助成金

年齢制限や回数制限はありますが、体外受精や顕微受精はお住いの自治体から「助成金」が支払われます。

 

自治体によってはタイミング法や人工授精から支払われるところもあるので、必ず自分が対象になる自治体のホームページを確認しましょう。

 

不妊に悩む夫婦への支援について|厚生労働省

 

医療費控除

年間の医療費の総額が10万円を超える場合、確定申告で医療費控除をすると税金が戻ってくることがあります。

 

これは不妊治療だけでなく、自分と同じ世帯の家族の他の病気や歯医者の治療費も含まれます。

 

不妊治療をしていると、10万円はすぐに超えるので、病院の領収書は必ず保管しておくようにしましょう。

 

戻ってくる額は年収によって変わりますが、私は体外受精をしているので年間100万円以上の医療費を確定申告して、10万円くらい戻ってきました。

 

慣れていないとちょっとややこしいですが、少額でも戻ってきたらうれしいですよね。

医療費控除の還付金は、いくら?計算方法はコレ|All About マネー

 

 

まとめ

不妊治療をはじめるのは少し勇気がいるかもしれません。だけど、早く子供が欲しいと悩んでいるなら、まずは検査だけでもいいので受けてみてください。

イメージ

不妊検査の流れ。検査の種類と内容や費用のこと

2018年5月12日

 

私もはじめは「とりあえず検査だけ受けてみよう」という軽い気持ちで、病院の門を開けました。その時はまさか体外受精まですることになるとは、夢にも思いませんでしたが…。

 

不妊治療は、早くはじめればその分成功率が上がります。後悔だけはしないようにしたいですね。