不妊検査の流れ。検査の種類と内容や費用のこと

イメージ 検査

なかなか妊娠できないときは、思い切って不妊の検査を受けてみましょう。

 

「何か病気が見つかってしまうかも」と考えると怖いけど、治療すれば治る不妊原因をずっと放っておくのも怖いことです。

 

「検査」というと、身構えてしまいますが、実際は採血でわかる検査がほとんどです。

 

この記事では、私が通っている病院で受けた検査をまとめています。

病院や個人によって、検査内容は多少変わるので、あくまでも参考程度にご覧ください。

 

 

不妊検査を受ける流れ

不妊検査は、保険が適用される検査と、自費の検査があります。

保険診療と自費診療を同じ日に受けると、全額自費になってしまうという国のルールがあるそうなので、何度かに分けて受けることになります。

 

また、月経周期に合わせて、受けられる検査が決まっているので、全て終わるまで1〜2ヶ月はかかります。

検査のスケジュール

 

 

女性の基本の検査

初診で行った検査(保険診療)

内診

内診は、医師が膣や子宮頚部を視診&触診し、傷や炎症がないか確認します。

力を抜いて、身をゆだねていればすぐに終わります。

 

保険適用で、1,000円くらい。

 

 

超音波検査

経膣エコーで子宮と卵巣の状態をみます。

「多嚢胞卵巣症候群」や「子宮筋腫」「子宮内膜症」などの病気がわかります。

 

保険適用で、約1,600円。

 

 

子宮がん検査(子宮頚部細胞診)

子宮頸部の細胞をこすり取って、顕微鏡で調べます。痛みはほとんどありません。

結果が出るまでに2週間ほどかかります。

 

自治体から送られる「子宮頸がん無料クーポン」があったので無料でした。

お住いの自治体によって、無料だったり、割引になったりするので、確認しましょう。

 

 

血液・尿検査

貧血・肝機能・腎機能・甲状腺機能など、健康状態を調べるための血液検査と尿検査です。

 

保険適用で約3,000円。

 

 

 

2回目の通院で行った検査(自費診療)

感染症検査

梅毒、B型肝炎、C型肝炎、エイズ、クラミジア、風疹ウイルスなどの感染症の検査です。

 

全て血液検査で、費用は約14,000円でした。

 

風疹の抗体がなければ、予防接種をすすめられます。

妊娠中に風疹になると、赤ちゃんに障害が出てしまう可能性があります。

予防接種は必ず受けた方がいいのですが、風疹の予防接種を受けると、2ヶ月間は避妊しなくてはいけません。

 

 

抗ミュラー管ホルモン(AMH)

卵巣内に、卵子がどれくらい残っているかの目安となるホルモンです。

「卵巣年齢がわかる」とも言われる大切な検査(血液検査)です。

 

基準値は年齢によっても異なりますが、だいたい1.4〜5.6ng/mlです。

数値が高すぎると、「多嚢胞卵巣症候群」が疑われます。

 

こちらも自費で、約6,300円。

 

 

月経中に行う検査(保険診療)

生理3日目の血液検査で、ホルモンの状態を調べます。

保険適用で、2,000円くらいでした。

 

卵胞刺激ホルモン(FSH)

FSHは卵巣にある「原子卵胞」を刺激し、卵胞が育つように働きかけます。

基準値は3〜8mIU/mlですが、年齢により異なります。FSHの値が高いと、卵巣機能が低下している可能性があります。

 

 

黄体化ホルモン(LH)

卵胞を破裂させ、排卵を促すホルモンです。基準値は1.8〜7mIU/ml。

生理中にこのホルモンの値が高いと、卵巣機能が低下していることがあります。

 

 

プロラクチン(PRL)

PRLは授乳期にお乳を出すホルモンで、授乳期以外にこのホルモンの数値が高いと、着床不全や流産の原因になります。

基準値は5〜30mIU/mlです。

 

 

エストラジオール(E2)

卵巣から出るホルモンで、「女性ホルモン」とも呼ばれます。

子宮内膜を厚くする働きがあります。

生理中は、50pg/ml以下が正常値です。

 

 

 

月経終了後の卵胞期に行う検査(保険診療)

子宮卵管造影検査

レントゲンで、子宮と卵管に異常がないか調べる検査です。

レントゲンを撮るので、妊娠している可能性がない、排卵前に行います。

 

膣からカテーテルを入れ、ベッドに横になった状態で、造影剤を注入します。

卵管造影検査のX線画像

上の画像は、私の卵管です。

画像の中央の三角っぽくなっているところが子宮で、そこから伸びている糸のような細い線が卵管です。

卵管の先から、造影剤が流れ出ているので、卵管は通っていることになります。

 

卵管が狭くなっていたり、詰まっていると痛みを感じることがあります。

 

ネットで調べると「痛かった」という意見が多くて、すごく怖かったのですが、私は拍子抜けするくらい無痛でした。

卵管が通っていると痛みはないようです。それと、医師の腕も重要みたいです。

 

 

もし、痛みが気になるなら、ホームページ等で「痛くないようにします!」とはっきり書いてある病院を選ぶといいかも。

そういう病院だと、鎮痛剤を使ったり、小さめのバルーンを使うなどの工夫をしています。

 

 

この検査をすると、卵管の通りが良くなるので、検査後6ヶ月は妊娠しやすくなると言われています。

 

料金は、約4,300円です。

 

 

男性の基本の検査(自費診療)

精液検査

自宅で採取して女性が持参するか、病院内の採精室で採取して、精液を検査します。

 

量・濃度・運動率・奇形率・抗精子抗体(精子との相性)などがわかります。

 

自費診療で約25,000円。

 

 

感染症検査

梅毒、B型肝炎、C型肝炎、エイズなどの感染症の検査です。

 

約10,000円。

 

 

 

まとめ

全部受けると、6〜7万円くらいになります。

 

検査を受けるまでは不安でいっぱいでしたが、受けてよかったです。

 

「風疹抗体検査」や「子宮がん検診」は、不妊治療と関係なく、妊娠する前に受けておきたい検査ですし、卵管造影検査の後は「ゴールデン期間」と呼ばれ、実際に妊娠したという人もいます。

 

病気が見つかれば、治療することで、妊娠につながるかもしれません。

 

検査を受けるか迷っている人は、気負わず気軽に受けてみてくださいね。